B型の人間は大抵、迷惑してるんですよ(笑)。

JosefK2006-11-27

大槻ケンヂ氏がエッセイの中で、

血液型性格判断なんぞアテにならない。そもそも人間には

4種類の性格しかないのか?そんなに簡単に4つに分類できるか?」

と言った意味の事を書いて、憤慨されていた。

基本的に、私も同感だ。

A、B、O、ABの4種類の血液型で人間の気質を分類できると考えている

心理学者や生理学者は殆どいない(稀にいるが、かなりトンデモ

な学者さんだったりする)。

で、当の大槻ケンヂ氏の血液型はB型。

私も、恥ずかしながらB型だ。

それで興味を持って色々調べてみると、血液型性格判断毛嫌いする

人間(学者を除く)には、B型男性が多い、という事に気づいた。

自分自身も含めてである。

(あくまで、私が調べた有意集団の中の”多い”であって、

統計的根拠は希薄です)。

で、自分の経験から言うと・・・・・おそらく、単に、迷惑だからなんだよね(苦笑)。

色々理由を考えてはみたんですけどもね。

通俗的血液型性格判断がオカルトで疑似科学であるのは、もう幾たびも

本職の心理学者などによってレポートされているが、

まあ宇宙人地球来訪説みたいなオカルチックな物を信じる人に対して

「そういう戯言を信じてるんじゃない!」

と言ってもあんまり意味がないように、

血液型性格判断を信じる人にその誤謬を言い立ててもあまりかんばしい事にはならない。

信仰とはいつの時代も非合理な物だからだ。

だが、B型の男性から言わせてもらうと・・・・・見事なくらいに良い事などほとんどないのである。

あれは想い起こせば大学1年の終わりの3月であった。

高校時代の部活(音楽部でした)の後輩たちが卒業するってんで、

まあ卒業コンパみたいなのがあって、たまたま私も帰郷していたので参加した。

だがその時、私は交際していた女性と別れたばかりであり、

どーにも酒を飲んで積極的に浮かれ騒ごうという心理状態じゃとてもなかった訳ですな。

しかし可愛い後輩たちの門出ではあるし、浮世の義理って奴で出席した次第。

場所は歓楽街の某居酒屋。

後輩たちが、「卒業したぜーー!!」とか「大学受かったぜーーー!!」

とか叫んでガンガン盛り上がってる所に私が

「ああ・・・・・若い者は良いのう・・・・・」とかじじむさい感慨に耽りつつ

(実際は1歳しか違わない訳ですが)

暗ーい表情でビールの入ったグラスを傾けていると、後輩の女の子一人が陽気に背中を叩いてきた。

「どうしたんですかー!Josef 先輩〜〜〜!!B型なのに、今日、雰囲気、明るくないですよー!!」

・・・・・B型の男だって好きな女に振られれば普通、ドロドロに落ち込むわい。

明るかったら異常だぜ。カッコ悪くて口には出せんが。

そして20代の半ば。私はひどい鬱病不眠症を併発した。

当時の自分は、もうどこの誰が見ても、

「私、落ち込みまくってます」みたいなダークな雰囲気を発していたらしい。

たまたま出かけた近所の図書館で不審者と間違われた事もあった。

そんな折り、ある女性と知りあったのだが、

「Josefさんて、血液型は?」と聞かれた。

「え?・・・・B型だけど・・・・」

と訝しく思いながら返事をすると、その女性は非常に腑に落ちないと

いった表情で、こうつぶやいた。

「B型の男の人って、にぎやかで明るい人が多いと思ってたんですけどねえ・・・」

明るい鬱病患者なんざこの世にいねーよ(笑)!!


とりあえずその後、私の鬱病は一時、緩解した。

で、たまたま良い事があったんでパーティで酒飲んでケラケラ笑っていると、

「Josef さんってB型でしょ。明るくて社交的そうですもんねー」

とも言われた。いや確かにB型ですが、その日はたまたま機嫌が良かっただけで・・・。

もう色々煮詰まって、「誰とも口をききたくない」なんて気分の日も

しばしばありますが・・・・・。死にたくなるほどの自己嫌悪に

苛まれている日も多々ありますが・・・・・。

実際、世間における「B型の男性像」のステロタイプな奴ってのは、

http://www.nan.co.jp/deaimasse/ketueki/bboy.htm

上記のURLみたいなカンジで、ちょっとは良い事も書いてあるが、

「こりゃ単なるお調子者のバカだよ」

ってな性格である。もうボロクソな言われ様だ。

加えて、このサイトのコンテンツの「B型の経済」「B型の恋愛」「B型のSEX」

なんざ、もうくーらくら眩暈がしそうな代物である。

自分は確かに浪費家ではあるが・・・・・それは生い立ちから来る後天的な物であって・・・、

とか言うより!・・・・・俺は浮気をした事も二股をかけた事も

人生で一度もないぞ。むしろその辺りは17世紀の清教徒張りに真面目だった。

つーか、一体どういう統計学的根拠でこんな不名誉な分類結果が出たの(笑)!?


で、ですね。これがA型男性やO型男性なら、

「真面目である」とか「慎重家であるが、行動力もある」

と、プラス・イメージの言葉が多く並ぶし、

AB型なら、

「俺は貴重なマイノリティだぜ、ふっ・・・・」

と自分を誇らしく思う事もできるかもしれないが

(何せ日本人では10人に一人しかいない)・・・・・。


翻って大槻ケンヂ。彼の作物を読んだり音楽を聴いていると、

「明るく豪放磊落な人間」とはとても思えない人物像が浮かんでくる。

この人も鬱病不眠症を患ったらしいし、かなり性格が暗く、

内向的で神経質なお方である事が伺える。

きっと大槻さんもさんざん迷惑を被って来たんだろうな、

血液型性格判断に・・・・。

私と同じ様に・・・・・。

で、以下は、広島の大学助教授による、

血液型性格判断非合理性を解説したページです。

題して、血液型性格判断をやめよう!」

http://www.remus.dti.ne.jp/~nakanisi/ketsueki/


ついでに言うと、B型の男性でも慎重で努力家で生真面目な人

はいくらでもいます。

単に自分がそうじゃないだけです。

と思ったらこういうサイトも。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~hiroshin/blood_type/blood_type.html

そうか、やっぱりB型の人間は迷惑してるのね(苦笑)。

ああ・・・・・なんかどんどん落ち込んできたぞ(笑)。

しまいにゃ悲しくなります。とほほ。

とにかく、血液型で性格を決めるのは止めてください。

日本人の中で2割しかいない血液型の自分には、大変に迷惑です(笑)。

で、画像は、大槻ケンヂ氏。

冗談めかして書いてるけどさあ。本当に悲しいんだってば。俺の場合。世間の偏見がね。

こりゃアメリカの黒人が「黒人だからってバカだと思うな!」

と叫ぶのとほとんど同じ構図ですな。とほほほほほ。

マジで泣きたくなってきました。誰かぶん殴って良いですか?

まあ殴るとしたら、能見正比古さんでしょうか。・・・死んでますけど。

とほほほほ。