ゆきゆきて、ジザメリ。
今日はジーザス・アンド・メリー・チェインを聴いていた。
だから何だ、と言われても困るんだけど、
数年前までジザメリは私にとってかなり
「苦手なバンド」だった。
理由はごくシンプルで、
「どのアルバムを聴いても同じ様に聞こえる」から。
「しかし芸無いなあ、この人たち。」
なんて思ってもいた。
(友人にはかなり好きな人が多いのだが)
今でもその印象は変わっていない。実際、一貫して
音の基本方針の変化に乏しいバンドだ。
でも、今はこの「一貫して変わらないノイジーな音」
が決して嫌いではない。
たまに思い出した様にCDを流して、
「ああ、結構いいな。」
なんて思ったりする。
ちなみに、デビュー時から今現在に至るまで
ずっと苦手なのがOASIS。
ガキの頃からビートルズとロンドン・パンクを同時
に聴いていた、
「ルーツがどこにも無い世代」とでも言うべき
リスナー歴を持つ自分には、周囲のあのバンドに対する
熱狂がまるで理解できない。
まあOASISのメンバーは皆自分より年上で、
本来なら「OASISでロック(あるいは洋楽)に目覚めた!」
みたいな事を言っていてもさほどおかしく無い
世代の人間でもあるんだが、でも苦手なんだよなあ。
聞いてると知らず知らずのウチに自分の顔が歪んで
来るのがわかる。
いつか自分にもOASISを楽しんで聴ける時期がやって来るんだろうか。
しかし、ウルサイなあ、ジーザス・アンド・メリー・チェイン。
ひっひっひ。