タイム・トラベル物のSFを観たり読んだりするたびに・・・

個人的にいつも思うのが、

エネルギー保存の法則はどうなるんだろう?」

という素朴な疑問。

約137億年前にビッグ・バンによってこの宇宙が誕生して以来、

この世界(宇宙)のエネルギーの総量は1エルグたりとも増減はしていない。

ただ、エントロピーの増減などによって刻々とその形を変えているだけで。

人間の身体には質量があり、これはエネルギーに換算できるから、

例えば今から一時間前に自分がタイム・トラベルしたとすると、

その時点において、宇宙内のエネルギー総量は自分の質量の分だけ

増えることになる。

・・・・・・その時、宇宙は大丈夫なのか?

生態系ですらちょっとした事で大惨事になったりするのに、

エネルギー保存の法則(熱力学第一法則)なんていう

物理学の大前提をあっさり反故にしてしまったら、

この世界はどうなるんだろう・・・・・・?


でも自分は、やっぱりタイムトラベル物のSFは好きだ。

タイム・パラドックスや、ウラシマ効果なんかについて

考えたりするのも楽しい。


で、動画は、今夏公開されたアニメ映画、「時をかける少女

の予告編。


「もう何度もドラマや映画になってるし、今さらアニメにする必然性

なんてあるの?」

なんて個人的には斜めに構えてたのだが、

いやいやこれが、大いにあった様ですね。

本編は各界で大絶賛の嵐、先日はスペインのシッチェス映画祭で

最優秀長編アニメーション賞を受賞、

釜山の映画祭でも観客総立ち、だったそうで

(主題歌はあんまり自分の好みではないのだが・・・・いやいや・・・・)。

鳴り物入りで全国公開された「ゲド戦記」なんて、いざ蓋をあけてみたらひどい出来で、

巷では「ゲロ戦記」なんて揶揄されたりしてるのになあ・・・・・。

とりあえず、細田監督、筒井康隆氏、おめでとうございます、

祝意を捧げつつ、

「でもエネルギー保存の法則は・・・・・?」

と、疑念が堂々巡りするこの頃であります。あっはっは。

(ちなみに、と学会会長山本弘氏によるレヴューはこちら。

http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=365376&id=538305

mixi参加者のみ閲覧できます。

氏も絶賛しまくっていますね、なんだか・・・)